野球選手がウエイトトレーニングをするべき3つの理由

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エクササイズ

ウエイトトレーニングって野球界にはもう深く浸透していますよね。

いいことだと思いますが、浸透しすぎて意義を見失ったまま、やるのがあたり前だからとりあえずやっている人も少なくないと思うのです。

「やれといわれたからやっているけど、なんとなくになってしまっているなぁ…」

実際なんのためにトレーニングしているの?と聞かれれば、指導者側の人間でも明確に答えられる人はあまりいないんじゃないでしょうか。

「飛距離を伸ばすため」などわかりやすい理由もありますが、それだけじゃないんです。

今回の記事では、ウエイトトレーニングの意義を知ってもらうことを目標にしています。

それを知れば、あなたのトレーニングの質が上がることは間違いなしです!

目次

純粋に競技力アップのため

筋トレでつけた筋肉は野球に使えない!

といわれていたのはもう過去のこと。

今ではプロを始めとしてウエイトトレーニングが野球界に広まり、全体のレベルアップの助けとなっています。

体が重くなる?それはむしろウェルカム。

よほど肥満体型でもない限り、 体重↑=パワー↑ です。

筋肉をつけるとカラダのキレが悪くなると主張する人もいますが、そんなことはなく、上手にトレーニングすればむしろキレキレになります。

カラダのキレを生み出すのは筋肉ですからね。

つけ「すぎる」のは困りものかもしれませんが、ハードな練習を続ける野球部員に筋肉モリモリになるためのエネルギーの余裕は基本的にありません。

また、野球は瞬発力がモノを言うスポーツなので、トレーニングするなら軽い負荷で長々とやるのではなく、回数を少なく、全力に近いパワーを出せる負荷でやりましょう。


 

そうして瞬発系筋トレに目覚めたばかりの野球人が思い込んでしまいがちなのが、瞬発力を養えない長距離ランニングに意味はないんじゃないのかという点です。

走り込み不要論ですね。

何を隠そう僕も一時期この考えに取りつかれて、部活の長距離ランをあまりマジメにやらないことがありました。

そして今の僕の考えは、ということにしてほしいのですが、野球選手にはある程度走り込みも必要なのではないかと思います。

これは、まず野球の練習自体(ノックとか)がハードなので、そういった練習を乗り切る持久力が必要だと考えているからです。

実際長距離早いヤツって、技術が伸びるのも早いと感じていました。

まず下地がなければ、技術を身につけることもままならないのが野球です。

技術練習のたびに疲れ切っていたのでは練習を振り返る余裕もなく、スキルだなんだと言うまでもありませんからね。

ケガを防止する

しっかりカラダのことを考えてトレーニングすれば、筋トレをすることでケガを防ぐことだってできます。

負荷のかかりやすい靭帯周りなどの筋肉を鍛えることで、そこにかかる衝撃をやわらげることができるからです。

野球選手に限らずですが、ケガをしやすいのは肘・膝、肩・足首などです。

その周りの筋肉を鍛えていけば、ケガの回数は減っていくでしょう。

左右のバランスを整えるという意味でもウエイトトレーニングは有効です。

以下のページでも、左右のバランスが腰痛を引き起こすということを書きました。

もう再発させない!野球で避けては通れない腰痛対策
野球は腰痛に悩まされる人が多いスポーツです。 これは統計からはっきりしていることですが、野球プレーヤーは運動していない人の約3倍、腰痛を抱えるリスクが高くなります。 私も現在進行系の腰痛持ちで、ふだんはケアしつつごまかしながらすごしてい...

野球はバランスがかたよりやすいスポーツなので(右投げ右打ちの人なんかは特に!)、意識的に普段使わない筋肉、たとえば利き手の反対側の筋肉などに刺激を与えておきましょう。

自分のカラダのことを理解するため

ストレッチの記事でも書きましたが、一流選手ほど自分のカラダのことをよく理解しているものです。

運動前後のストレッチにはどんな意味があるのか?を解説します
野球に限らず、運動前には皆さんストレッチをすると思います。 そういった現場をみていてよく思うのは、 何気なくやりすぎじゃないか? ということです。 運動前にストレッチをするのが当たりまえになりすぎて、意味をよく考えずにしている人が多...

そしてカラダのことを理解するために、ウエイトトレーニングが非常に役立ちます。

たとえば、ベンチプレスでバーベルを持ち上げてみると、重心がどちらかに傾く選手がいると思います。

その傾く方向が、バッティングなどでいつも体が開いてしまう方向だったりするのです。

これに気づける、気づけないでは大違いだと思いませんか?

気づくことでなんらかの対策が立てられますから。(逆側の筋肉を鍛えたり、ストレッチで柔軟性を持たせてみたり、打ち方の意識を変えてみたり……などなど)

上達が早い人ほど、そういったことを考えてトレーニングしています。

みんなと一緒にやるのも楽しいですが、カラダの特性は一人ひとり違うので、ときにはあなた独自のトレーニングが必要になってくるはずなのです。

是非この記事を読んだあなたも、自分のカラダと対話しながらウエイトトレーニングを頑張ってみてください。

新しい扉が開けると思いますよ!

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