運動前後のストレッチにはどんな意味があるのか?を解説します

ストレッチ

野球に限らず、運動前には皆さんストレッチをすると思います。

そういった現場をみていてよく思うのは、

何気なくやりすぎじゃないか?

ということです。

運動前にストレッチをするのが当たりまえになりすぎて、意味をよく考えずにしている人が多いと思われます。

それではもったいない!

どうせなら効果をよく知り、しっかり意識して行ってほしい。

あなたは小さい子に「なんでストレッチしなきゃならないのー」と聞かれて答えられるでしょうか?

ケガをしにくくなる?なんででしょうか?

この記事ではストレッチについて、普段なにげなーくやっている人へその意味、効果をお伝えいたします。

ストレッチをやることの意味やその効果を知ることで、今までよりもっと効率的に筋肉を伸ばせるようになるはずです!

目次

ケガは関節に起こる

突発的なケガも慢性的なケガも含めて、ケガというものは主に関節部分に起こりやすくなっています。

理由はかんたん、一番良く動く箇所だから。

外からでも内側からでも、力がちょいと加わるだけで簡単にムリできるくらいよく動きます。

関節の周りにはたくさんの筋肉がついており、ムリな関節の動きについていけないとちぎれたりして損傷します。

大ざっぱにいうと、これがケガです。

ストレッチの意義は、関節の可動域を広げることにあります。

関節の動きについていけない筋肉を、ついていけるようにします。

ストレッチには筋肉を柔らかくする効果があるため、これが可能なのです。

関節の可動域を広げることで、言い方は悪いかもしれませんが、無理できる範囲が広がります

疲労回復効果について

ストレッチをすることで、疲労回復にも効果があります。

筋肉は縮むことでそのパワーを発揮します。

なので運動した後の筋肉というのは基本的に縮んだ状態。

縮んだままだと血流が悪くなり、疲労物質がうまく流れません。

ストレッチによって縮んだ筋肉を伸ばし、疲労を流しやすくしてあげましょう。


疲労回復にはストレッチももちろん有効ですが、マッサージなども効果があります。

ストレッチと同じように、血流改善の効果があるからです。

過去にはマッサージの記事を公開しています。

マッサージ初心者にすすめる、腱鞘炎を防ぐ手首のセルフマッサージ
疲労を積み重ねてケガをしてしまわないためには、マッサージが有効です。 今回はとくに腱鞘炎対策のマッサージを紹介します。 腱鞘炎は非常にやっかいで、ひどいと1ヶ月も腕を固定しなければならず、再発もしやすいスポーツ障害です。 腱鞘炎を防ぐ...

セルフで行えるマッサージなども紹介しているので、良ければご覧ください。

パフォーマンスアップ

関節の可動域が広がることで、パフォーマンスアップも期待できます。

可動域が狭いとダイナミックな動きやボールへの対応方法などが制限されるため、自分のイメージするプレーを行えなくなる可能性があるからです。

スポーツにイメージトレーニングは大切ですが、そのイメージを再現するカラダの柔軟性も必要だ、ということです。

関節の可動域を広げ、プレーの幅も広げましょう!

その日のカラダの調子がわかる

毎日ストレッチをしていると、一日ごとにカタイ部位が少し違うのがわかると思います。

そこを重点的に伸ばしておくのはもちろん、なぜカタくなったのかを考えてみるとよいでしょう。

前日走りすぎたのか、ウエートトレーニングしたせいか、もしくは机に座って勉強しすぎたせいか…などなど。

前日の行動に対して、自分の筋肉はどんな反応を返してきたのか。

スポーツの一流選手は自分のカラダとの対話力がすぐれているといいます。

ストレッチを通してカラダの調子を確かめるのもその対話のひとつ。

毎日自分の調子を把握しておき、練習や試合にベストコンディションで望めるようになりましょう!

最後に

何を隠そう、「ストレッチって意味あんの?」と思っていたのは現役時代の僕自身です。

決して楽しいものではありませんからね。

よくわからないままなんとなくストレッチを続けて、なんとなく野球をしていたらある日ケガで試合に出られなくなりました。

ストレッチの重要性を知っていたらこんなことにはならなかった…というのは、確実にそうではないかもしれないけれど、少なくとももうちょっと長くプレーを続けられていたはず。

あなたも、このページをみてストレッチがいかに大事かよく理解してくれたと思います。

明日からでもいいので、しっかり筋肉たちを伸ばしてあげてくださいね。

このページを見た方たちが、僕の分も長く現役を続けてくださることを期待しております。

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